一線を
この生業(数命士)をしていると、凄まじい勢いでぐいぐいと大接近して来られる人がいらっしゃいます。
困った時の恭ちゃん頼み!的な。
頼られるというのは信用の証。
嬉しいことなのですが…
しかし、ここが迷いどころなんです。
友達になってしまったら、それはそれで違うんですよね~。
私も人間だから欲目とか思考や感情が入ってしまう。
だから、一線を引いたお付き合いをする。
これを貫くのは難しいものです。
私も以前のこと、ヒーラーサンや特別な能力の有る方と知り合った時は仲良くなりたい!!って思いました。
無料で視て欲しいからとか利用しようという悪意は全く無い。
ただ、色んなことを学びたい!知りたい!という純粋な気持ちからお近づきになりたい!!と願った。
しかし、なかなか内側開きのドアを開けてはもらえない。
もう少し親しくなりたいと思うのは厚かましことだったのか?!
畏れ多いことだったかな~とか。
実際に自分が鑑定する側となって初めて気付きました。
近寄り過ぎることが相手にとってプラスにならないことを!
本当にその立場になってみないと分からないことは有るものです。
きっと、今までに私がテッテケテ~と接近を試みた方の中にも、そう考えて一線を引かれたことも有ったのかもしれませんね。
茶道のしきたりで閉じた扇子を『結界』に見立て、こちらが一段へりくだり、相手への敬いの態度を示す作法が有りますよね。
戦国時代のもののふ(武士)の礼節で自分の前に刀を置くことで敵意がないことも表してた名残を扇子で代用してる訳ですね。
相手を尊重して、相手の方が自身の力で道を選び必ず進むことの出来る人なんだ!!と信じて、礼儀としての一線を置き、その上でのアドバイスを冷静に伝えていく。
この類のお仕事の厳しさで有り、ブレ無いための律する心構え。
そして、それは一抹の淋しさと共に…
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