凌(しの)を取る


毎年の新茶作りの最終工程の『火上げ』の段階で『凌(篠)を取る』という作業が有ります。

凌(しの)とは茶葉の軸のことで味、色、香りには影響せずに嵩張る不要なモノ。
毎年この時期に『凌を取る』という言葉を噛み締める。

『凌』とは尖ったことの意味。
何だかこの作業をする度に固執とか拘りを拭い去るというイメージが湧いてくる。

人も同じかな?
最期には凌を取り、円やかで風味豊かになってエエ味を出せるようになりたいもの!と。

山茶の芳しい新茶を味わい乍ら(*^^*)

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