お祝儀

昨日から土用ですね。
土用は天候(雨)に用心というのですが、雷鳴に雹まで降りましたね。
皆さんの所は如何でしたか?

さて、本題へ。

イマドキは減りました。
しかし、私の同級生達が結婚する頃にはお祝儀は一般的でした。

よく、結婚式の日は親御さんはお祝儀の袋を束のように持ち、運転手サン、美容師サン、カメラマンサン、サービススタッフサン、介添サンと配りまくられていた。

私が司会をはじめた頃はバブル後でしたので、時々頂くこともありましたがスタッフサンへ差し入れに使ったりして恩恵はさほど受けませんでした。

しかし、バブル時代に婚礼業界にいた先輩達からはギャラよりお祝儀の金額が遥かに上回り、関係の無い親戚やら上司からも山のようにお祝儀を貰われた!と聞きました。

「バブル期は1つ司会する度にダイヤやパールを買えたわ!」と仰っていました。
凄い話です!!


時代が流れ、私が司会者でベテランとなった頃に若いウェディングプランナーサンが取り仕切るようになり、「お祝儀ご辞退令」を発令されました。

その過度期にあるお父様が「祝儀を受け取らないとは何事だ!」とお怒りになったことがありました。
若いスタッフサンはきょとーん!と。

つまりは、昨日の陰陽の話と同様。
婚礼=おめでたいことがあると、次は悪いことが起こらぬように、先に厄払いとしてお祝儀という形で吐き出しておこう!という考え方でした。

そして、昔から婚礼業界の人は不幸が多いとも言われていました。
例えば“髪結いの亭主”の諺のように、昔は美容師サンでよく稼ぐと働かない旦那が多くなるという例のように。

確かに、婚礼業界の人はプライベートがハチャメチャな人は他の業種より多かったようには思う。
これは肌感で確かに!と。

それはお祝儀という形で不幸を預かってしまうからだ!と言われる方も昔はいらっしゃった!

確かにDVの旦那サンで苦労されていたり、離婚も多かった。
旦那サンや息子サンの会社が倒産したり、
不慮の死も多かった。

お祝儀はイマドキは古臭いことかもしれないけれど、昔の人は陰陽を生活の中で上手く活用したんだなぁ〜と思います。

負の先払い!!とはなかなか面白い。

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