山椒の言い伝え

山椒は慣れぬ者が採ると木が枯れる。

お喋りしながら山椒採りをすると木が枯れる。

歌をうたいながら山椒を採ると木を枯らす。

色んな言い伝えがある。
つまりは昔は山椒の木が貴重なモノだったという表れなのか。
枯らしてはならぬ!という思いがひしひしと伝わってきます。
これは単なる迷信か?!と思っていたら、ご近所のおばあちゃんが「街から来た人に山椒を採らせてあげたら見事に枯れたわ(泣)」と。

まんざら迷信でもなかったか?!

多分、山椒の木を傷めないように私達は採取しますが、街の人は山椒を採ることばかりに夢中で木への配慮が無いのだろうな〜?!と。

先日も来られた造園業の奥さまは切った木にお酒をスプレーされていた。

以前にもこのブログに書きましたが、私は昔から木を切る時は木たちに「ごめんょと言いながら切る。

杭を打つ時は「退いといてね」と言いながら。

アニミズムというか。
全ての生物と共に暮らしているのが当たり前の生活。

都会からの田舎暮らしに憧れられるのは素晴らしいことだけれど。
自然はお得なモノという発想では無く、自然、森羅万象への敬意もお持ち頂かないと弾かれることもあります。

木こりを毎日のようにしていると、色んな言い伝えを思い出します。

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