守護②
またまた、変な話を書くよ。
しかも、少し長いので余裕のある時に読んでもらえたら幸いです。
私は以前は築200年の古民家の離れで暮らしていました。
今から20年位前のこと。
我が町の元町長サンが我が家の家の前をウォーキングされていました。
懇意にして頂き司会のお仕事もご紹介下さっていました。
ある時に唐突に「恭子ちゃんが今暮らしている離れの位置にあった建物に私と同じ年の超優秀な男の子が住んでいたが小学5年生の時に居なくなったけれど、あの子は親戚の子か?誰やったんや?」と熱心に質問を。
そんな話は初耳。
私が生まれる30年位前の話のようで全く分から無いが気になり調べてみることにしました。
その結果は私の曾祖母の代に親戚の義理の親戚の男の子を預かっていたということが分かった。
我が家とは血は繋がってはいない。
その男の子は大変賢い子だったらしく、小学5年の時に我が家を出て北九州の小倉辺りの鉱山で働くために行き、トロッコが暴走したのを身体で止めて亡くなった。
そのために多くの人が死傷するところを回避したらしい。
そこの鉱山が三井か三菱か有名どころだったらしく、社葬をしてもらって遺骨とお見舞い金が我が家に送られてきたらしい。
そのお金で曾祖母が墓を立て供養したらしい。
調べてみて元町長さんは仰っていた話が彼のことだとが分かった。
で、その男の子の名前が「りょういち君」だったと。
その時、私はその時に「りょういち君」という名前を聞いた途端に急に涙が止まらなくなり、訳も分からず大泣きをしたんです。
会ったことも無い、血も繋がっていない男の子の名前を聞いただけで涙。
そして、元町長さんが知りたがっていらっしゃったからお伝えすると・・・反応が薄い。
「えっ?!」
以前から交流があったのに唐突に熱心に聞いて来られたから、さぞや報告に前のめりか?!と思いきや、「ふぅーん」というさらりとした反応。
その時にハッ!とした。
元町長さんの口を借りて、その「りょういち君」のことを私に調べるためのきっかけ作りに過ぎなかったのか?と。
当時はりょういち君が嘗て暮らしていた場所にあった離れの建物をリフォームして暮らしている私に、存在を伝えたかったのかもしれないな〜と。
そして、そう言えば私は30年位前からお墓掃除担当で、りょういち君の眠る土地も含まれている。
そして、我が家の仏壇のお掃除やお花を立てるのも私のお役目。
毎朝、お茶とお菓子をお供えして、線香立てて、般若心経を唱えている。
あ!
そうか。
もしかすると私の守護になって下さっていることを伝えたかったのかな?と思ったので、例のHおじいさん(神棚と牛様を引っ越しの時にお世話になった)に尋ねてみた。
すると、その時も語るうちに涙が止まらくなった私にHおじいさんは優しい笑顔で頷かれていた。
そして、ふと思うと。
そのHおじいさんをご紹介下さった建築士サンのお名前が「りょういち」さんというのも、また面白いところ。
私は守って下さっているんだろうな!と勝手に思っています。
皆さんも意識してみて下さい。
毎日が無事に過ごせているのはきっと守護して下さっているお陰様です。
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