不可能な姓名判断

10年余り前の人前結婚式の司会での打ち合わせでのこと。

打ち合わせに新婦のお母様が同席されました。

それは私(司会者)に相談があったからです。

その理由がそのお母様は事実婚も含むと結婚相手が9人位もいらっしゃった。

で、新婦とヴァージンロードを花嫁と誰が歩くのがいいのか?というご相談でした。

今の旦那さんは歩きたがっている。
しかし、新婦の実のお父様も歩きたがっている。
そして、彼女が幼い頃にかわいがって貰った育ての父親も歩きたがってる。

その時に呆気にとられた私にお母様は仰った「世間の男が私を放っておかなくって〜」と。

これを読んた方は絶世の美女の方を想像されたでしょう?
それなんですが・・・
お目に掛かった時は多分50歳位かな?
それが失礼を承知でここだけの話。
サザエサンに出てくるハナザワサンを肥らせて老けさせてガサツにした感じ。

まぁ、きっと性格が良いのかお料理上手なのか、尽くされるのか?
まぁ、そんなことは置いておいて。
本題に戻ります。
通常、結婚して姓が変わる姓名判断における5格のうち4格が変わることになります。

しかし、結婚式、或いは入籍日からコロンと変わる訳ではありません。

旧姓で生きてきた年数の1割程度の年月移行期間があります。
20歳で結婚すれば、2年位の移行期間を経て、22歳位で新しい姓名の運気になる。
しかし、仕事場は旧姓でなんて言う場合は誤差が更に生じます。

それが、事実婚であろうと表札や名札などを旦那さんの名字を使ったりしていたり、離婚再婚を繰り返されたら、ぐちゃぐちゃです。

落ち着かれるまでは正直なところ鑑定出来ません。

上記のようなお母様の場合は

20歳で最初の結婚として、旧姓を含めたら約30年で9つの名字の変更。
離婚して次の名字にチェンジならまだしも、もし、毎回離婚して旧姓に戻されていたとしたら・・・
20近くの変更となります。

もはや、鑑定不可能な案件です。

同様のような方から鑑定依頼を受けたことが過去に有りましたがお断りしました。

今なら生年月日鑑定で対応出来ますが、当時は姓名判断のみだったのでご辞退するしかありませんでした。

しかし、鑑定しなくても波乱万丈は間違い無く分かりますが・・・





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