魔性の石
今日のドラマを見て思い出した話を一つ!
『魔石』『魔銃』『魔刀』などの話は昔から有りますよね。
例えばその石(ダイヤモンド)を持つと幸運が舞い込むとか、呪われるとか。
その代表的な有名な話として『ホープダイヤモンド』。
フランス革命の元凶だとかマリーアントワネットサンの処刑もこの呪われたブルーダイヤモンドが原因している等と語り継がれている宝石。
映画「タイタニック」のラストシーンで海に投げた宝石もホープダイヤだと言われていますよね。
なぜ、この話をしたかと言うと…
以前に聞いたことが有るのです。
『石は意志をもつ』と。
だから、石が勝手に人から人の手へと動いていくという話なのです。
実は我が家にも曾てそんな不思議な石が訪れたことが有ります。
母親が30歳代の頃に姉から上着を貰ったらポケットの中に紫色の綺麗な墓石のような大きな石が付いた指輪が入っていたそうです。
母親が姉に返しにその指輪を持っていくと、姉はキョトーンとして「知らないわ!そんなの私のモノじゃないわ!多分、そんな大きな石なんてガラスの玩具だろうから貰っておき!」と。
母親はガラスの玩具だと思いつつも美しい石だから大切に宝物にしていました。
確かに吸い込まれる程に美しいけれど、何せ墓石のように大きいので偽物と決めつけていました。
私も子供ながらに記憶が有ります!
ところがその指輪が忽然と消えたのです。
母親は偽物と思いつつもお気に入りだったので必死の捜索。
厳重に鍵の掛かる所に保管していたのに正に忽然と消えた。
その後に『石は意志をもって勝手に動く』という話を聞いたので、もしかして…
ホンマモノ?!と。
そう言えばあの指輪のあった数年間だけは母親もほんの少しは豊かだった時期だったかもしれないなぁーと今も振り返っています。
これは『呪いの石』では無くって、『幸運の石』だったとは思いますが。
こういう不思議なことって有るものなんですよね。
いつの間にかやってきて、いつの間にか去っていくという『魔石』。
この話にはオチがあってね、
その指輪が消えた調度その時期に母親が無理をして本当に小さいけれどダイヤモンドの指輪を自分で買ったの。
結婚の時に姉妹達はみんな指輪を貰ったのに母親だけは親戚結婚だからと何も貰えなかったからホンマモノが一つだけ欲しかったらしいの。
その直後に消えた紫色の墓石のように大きな石の指輪。
もしかして、気を悪くしたのかも?ね。
なんてね(笑)
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