不動明王様

またしても妙な話を…

まぁ、変な話ですが『世にも奇妙な出来事』として読んで下さいね。
実際にあったことです。

父親が長患いの真っ最中の頃です。
わが家の大変さを見かねた建築関係の社長様がある方をご紹介下さいました。

建築関係の社長様は地鎮祭などをされるので所謂、そういう関係のT様。

その当時は父親のためにあらゆる病院へ連れて行っても無理で行き詰まっていた頃。
藁をも摑む思いでT様の所へ行きました。

何も言わないのに我が家の古民家の図面をスラスラと書かれてびっくり!
正にRock on~♪

そして、『蔵の2階に不動明王のような炎を背負った絵か掛け軸がある。それを片付けないといけない』と言われた。

そんなモノの覚えは全く無かった。

すると、T様が我が家に視に来ると言われて案内しました。
母親も私もT様や建築関係の社長様と共に蔵の2階に上がって大捜索。

探しても探しても見つからない。
全員で「無いなぁー」と諦めて蔵の2階から降りようとした時にことです。

突然、取り憑かれたかのようにT様が『長持ち』の二重底を見つけて茶紙に包まれたモノを引っ張り出された。

そして、開かれるとボロボロに虫が喰った掛け軸のようなモノが。
開くと正に炎を背負った厳つい姿が現れました。

全員だゾォーっとしました。
こんな絵だったと思います。
不動明王様について調べました。

一般的な仏教でのご本尊や仏像は優しい姿をしたものが多いですが、不動明王は悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目を担っていることから恐ろしい表情をしているとされています。 
怖い様相から「戦いの仏」のように見えますが、実際は迷いの世界から煩悩を断ち切るよう導いてくれる仏で慈悲深い。と。

あの時の衝撃は今でと忘れらレません。

そして、納め方を教えて頂きキチンと処理をしました。

なぜ、長持ちの底に隠されていたのかも分かりません。
なぜ、それがT様に視えたのかも分からず仕舞いです。
なぜ、それを納め無いといけないのかも分からずです。

しかし、古い家には奇妙なことが有るというのも実感しました。
このT様は父親が行方不明になった時も見つけて下さいました。

世には不思議なことが有るものです。
この方の話は他にも幾つかあります。
また、そのうちに書きますね。

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