お年賀状とは

私も数年前の父親の喪中からお年賀状を遠慮させてもらっています。

お世話になっている方へは実際に御年始のご挨拶に行くように心掛けています。

お年賀状は本来の目的とどんどんとかけ離れて20年位前からは妙なモノへ移り変わったように感じます。
お年賀状とは『平安時代から始まったと言われる習慣の新年にお世話になった方々のお宅を訪ねて挨拶をする「年始の挨拶まわり」というが原型。

時間的にも距離的にも全ての家に挨拶に出向くのは無理なため、その代用が年賀状。

日頃お世話になっている方々へ感謝の意を表し、遠方の方には新年を祝う言葉と共に変わらないお付き合いをお願いする気持ちを込めて送るもの』

だから、親しい方へ結婚や出産ご報告や近況をご報告する内容や写真付きも良いと思います。

ただね、相手には相手の事情や状況が有るものです。
ご本人やお子さんやお孫さんとの家族揃ってお写真付き年賀状も良いとは思います。
しかし、お孫さん写真だけ子供やお孫さんの活躍っぷりの写真だけを送るのはデリカシーに欠けると思います。

ご本人と友達であって、見たことも無いお孫さんの写真のみの年賀状を受け取る人の気持ちを想像したことが有るでしょうか?

私の知人でね、事故で息子を年末に失って喪中のハガキも出せない時に次々と孫の自慢大会の年賀状が辛かったとか。

また、知り合いの娘さんが流産をして子供が授からないと分かった時に孫だけのアップの写真の年賀状に傷ついた!と。

SNSなどは見たい人が見に来るところだから、子供自慢でも孫の自慢大会でも何でも構わないと思います。

しかし、個人名宛ての年賀状での自慢大会は如何なものでしょうか?!

モチロン、近況報告としてご本人と共にの家族写真などはほのぼのとしていて良いと思いますよ。
お孫さんが可愛いからついついと言う気持ちは分からなくは無くとも、配慮に欠けると思います。

こんなことを言うと、送っているサイドの方達からはヒガミ妬みだ!と言われるかもしれません。
でも、イイ歳を重ねた方が(子供や孫がいらっしゃる年齢なのですから)日本人としての御年始のご挨拶としての年賀状での自慢大会はどうなんでしょうか?

例外も有るのも承知です。
しかし、日本人の慎み深さや思いやりを忘れた年賀状を出す神経は哀しいし、情けないとしか言いようが無いです。
日本人の心や魂は何処へ(>_<)


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