帳(とばり)が降りると言えば、相場は「夜」と決まっているでしょうが・・・
『人生の帳』

等しく誰にも訪れる(はず)の今世の人生の帳に関して書きます。

その時に持って行けるモノは無い。
お金も家も財宝も何も持っては行けない。

もし、持って行けるとしたら、今世で魂が感動した体験位かな?と思う。

どこで誰とどんな事や情景に心を震わせたか。
精一杯に魂を輝かせたか。

誰しも欲は有る。
当たり前ですよね?!

でも、それも程度もの。
欲どしいまでに強欲になって、出し惜しみ、人のモノを奪い、掻き集めた悍ましいまでの物欲に塗れて・・・
そんなモノは何一つ持ってはいけない!

そして、人生の帳が降りる時に後悔無く逝けるのだろうか?
「いい人生だった!」と。

舞台の緞が下りる。
という漢字が使われているのも唸ける。

誰の人生にも必ずいつか緞帳は下りる
「アンコール!」とたとえ一人にでも言われるような人生を。

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