天才とは

私の友人に天才なるアーティストの女性がいます。
もう、かなり昔のことになりますが、そのアーティストサンのワークショップで一回だけ習った女性が自分のホームページに自分のオリジナルのモノのようにアップされ、それを教えるとトップページに挙げられているのを発見して私は大いに怒りまくりました。

腹が立ちました!
失礼にも程がある!と。
私の周囲の人も怒り沸騰。

しかし、その天才なるアーティストの友達は全く意に介していない。
「構わないの。私はどんどん新しいデザインを作り出すから平気。
だから、どんどんと使ってもらったいいのょ!」と。

私は正直びっくりした!
腹が立たないのか?!
私は友達のことでもこんなに腹が立つのになぜ?と。

人としてどーよ?!
人間として許せない!!とムカムカがおさまらなかった。

流石にアーティストは変わってるなぁーという納得で終えましたが謎でした。

私は司会コメントやウグイス嬢のセリフを真似られても全く腹が立たない。
それは日本語だし、元々ある日本語を組み合わせたりしただけのこと。
私が日本語を生み出した訳では無いしね。寧ろパクってもらえるということは良い台詞を作ったってことと思える。

しかし、アーティストサンにとってのデザインとかは知的財産で、時間を掛けて作り上げたオリジナル作品を簡単にパクって、我が物顔でホームページに発表するのとは話が違う!!と怒りは“いこり火”のように残っていた。

それが、昨日観たドラマで同様のことが。

天才シェフが有名フレンチレストランから追い出されて、シェフの座を奪った後輩料理人がその天才シェフの残した未発表のレシピをパクって新作メニューとして発表しょうとするが上手く作れず相談にくる。

私はその後輩料理人の虫の良さに腹が立ったの。「どの面下げて?!」と。

しかし、天才料理人はコツを伝授して、「料理を楽しみなさい」と親切に。

その天才シェフは「私はどんどんと新作メニューが湧いてくるから、全然レシピを使ってくれて構わないの」と。

ほぉー!
そうか、天才とはそういうモノなのか?!と今度こそ納得出来たわ。

私は天才で無いから、これからも腹が立つかもしれない。
けれど、天才の思考は分かった。
成程ねぇ~
そういう思考回路なのね?!と。

やはり、天才は凄い!!

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