エンプティ・チェアー

以前に、20年位前のこと。
大阪の心斎橋へ心理カウンセラーの学校へと2年位通っていた。

そこで習ったゲシュタルト療法で有名なエンプティチェアーというのがあった。

向かい合わせの椅子に一人の人間が移り変わって違う立場になって喋る。

例えば上司に悩んでいる人はこうです。
片方の椅子に座って部下としての思いを喋る。
次にもう片方の椅子に座って上司の立場になって喋る。
これを繰り返す。
エンプティチェアー(空っぽの椅子)。

つまりは立場が違えば、出てくる言葉も態度も、モノの考え方も違ってくるというのは体験することによって、相手には相手の事情があったのだということを知る療法。

確かに一理も二理もある。

今、放映している大河ドラマの『どうする家康』をたまに観ると。
視点は家康
織田信長公は孤高の人で、明智光秀公は哀れな位の小者感一杯。

しかし、私は福知山とは縁があるので、前の大河ドラマの『麒麟がくる』では明智光秀公を優秀なる知恵者と描かれていて、福知山ではなかなかの盛り上がりを見せていて嬉しかったのですが…

正に立場変われば!!ですよね。

まぁ、歴史物は勝てば英雄歴伝となるのが常ですが。

相手の立場になったとしても、あんなことは言わない!あんな無慈悲では無い!となるかもしれないけれど…

その人にはその人なりの事情があるを知ることで許せ無いまでも、多少なりとも立場には共感出来るかも?しれませんよね。

立場が変われば視点が変わる。
視点が変われば、発する言葉やモノの考え方が違ってくる。




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