極まると(お盆時期①)

お盆の準備をしつつ、思い出しので。

学生時代に岐阜の大きなお寺の息子サン(先輩)から聞いたお話を。
先輩が仰った話

うちの父親(御住職)は檀家さんでお葬式が起こるのを前日位に察知する。
死臭がするという。
俺には全く臭わないけれど。

そして、父親は母親に「院号の衣を出しておいてくれ」お葬式がある家の戒名のランクまで死臭で嗅ぎ分けている。

俺も修行を積んだら父親みたいな能力が身に付くものなのかな~」と。

凄いよね。
先輩のお父様の能力が凄い。

仏の道を極められたら、目には見えないし他の人には臭わないような死臭を前もって嗅ぎ分けられる。

そして、お通夜やお葬式に向けての準備をされる。

プロですよね~?!

誰しも仕事を持っていたり、主婦業だったりと日々やっていたとしても単なるルーティンとなっていたり、手抜きが上手になったり、いや手際よくと言うべきか?!

しかし、なかなか極めることは出来ない。

先輩のお父様は先輩が物心ついた頃から100%の確率で死臭を嗅ぎ分けられていたらしい。

お経も法話も字も抜群らしく、まぁ、その先輩のいいお声と達筆さを見ていたら、頷けるところでしたが…

やるからには何事であっても極めるという域にまで達したいものです。




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