魔が差す

今、ニュースの話題は政治家サンの裏金のキックバックですよね。
よく、こういうことに関して魔が差したなんて言い訳が行われます。

この魔が差すということを数命判断的に書いてみたいと思います。

この写真は日光東照宮本殿手前の陽明門。 
若い頃に塾先生仲間と行きました。

柱は全部で12本あって全てに渦巻き文様が刻まれている。
で、 その柱のなかに1本だけ、その文様が逆さま(上下逆)になっている。

 これは意図的に施されたもので、古来より、 『完璧な状態には直ぐに魔が差し始める』 とされて敢えての逆さまにしてあるとのこと。

これはにも通じると思います。

完璧主義の人が引きこもったり、登校拒否になる。
真面目一方の人が蒸発する。

何事にも完璧を求めてしまう。
一切の スキがないように、責められないように、クレームが来ないように 完璧に仕上げることに固執してしまう。

だから、サザエさんのカツオのように宿題をせずに平気に学校に行ければ良いが、宿題がきちんと出来ていないと学校へ行けなくなる。
いい上司、いい夫、いい父親が出来ないから引きこもるや蒸発をしてしまう。

本来ならば真面目だった人がなぜ?となるわけです。
つまりは魔が差しているということ。

数命判断的にも魔が差す(逆運気)の時期があります。

昔にね、中学に入学間もなく登校拒否になって家で布団を被って完璧な引きこもり状態になった孫を心配したお祖母様から数命判断のご依頼が、あったことがあります。

その鑑定の結果は中学1~3年は正に逆運気だったので、「高校になったら登校拒否の引きこもりの運気は終わりますのでそこまでは待って下さい」と私は返事を。

そして、ピッタリと高校になった途端に学校へ通う上に、バイトにも行く、ライブなどにも出掛けると活発になり、大学へ進学した。
あの引きこもりの時期は想像も出来ない程にアクティブになりました。

お祖母様からは感謝しまくられましたが、私が何かをしたわけでもない。
本人が逆運気を乗り越えただけ。

でもね、その逆運気はその子には必要なモノだったんです。
その逆運気がそれからの人生にとっての必要な時期であり、重要な時間。

親や家族はその状態が延々と続くのでは無いか?!と不安定になる。
その不安な圧が引きこもりの子にはプレッシャーとなる。
そうすると悪循環から抜けられない。

私の鑑定を信じて、「あと、少しですよね?」と言いながら待ってあげて下さったのが良かったなぁーと。

もう、心配はない。
逆運気(魔が差す時期)を脱すれば、強くなれた分だけ試練の乗り越え方も分かる。自分の弱さも認められたから人の痛みや辛さも理解出来る。

何より完璧主義から解放される。
自分は完璧で無いし、まだ未完成だと知れることで成長も出来る。












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