心のエステ

今日は是非とも読んで欲しい話。

今から、10年位前かな?
福知山のホテルで披露宴司会にスタンバイして準備をしてたら、新郎が音源と紙を会場に持って入って来ました。

「僕はアニメ好きで初音ミクが大好きなんで、最初の入場曲はそのアニメの曲なんです。
それで司会者さんに入場前に初音ミクの声を真似てこの紙に書いてる台詞を言ってから入場にしてもらませんか?」と。

えっ?!
私は声優でも無いし、初音ミクを知らんしと、しかし懇願されてやってみることにしました。

音源を聴いてブツブツと声優サンの物真似を必死に特訓。
音響オペレーターのM君が「かなりイケてきてるよ」と言ってくれたので、リハーサルとしてマイクを使って入場曲に合わせると司会者声に戻る
また、練習してチャレンジしてもマイクを通すとダメで。
司会者の性ですわ(^0^;)

そうすると、音響オペレーターのM君が「恭ちゃんはマイクを持つと司会者に戻ってしまう。マイク無しで喋るのを録音したげるわ。で、本番は口パクでいこう」と。

そして、本番は音響M君頼りで口パク。

すると、私の録音一声の瞬間に新郎のアニオタ仲間が「おーっ!!」と全員立ち上がり、司会台に目をランランとして大喜び。

新郎新婦が着席して主賓祝辞や乾杯が終わってお食事タイムに入ると、新郎のアニオタ仲間が新郎新婦の所では無く、私の所へ凄い勢いで寄ってくる。
司会のお姉さん、やりますね?!握手して下さい」「写真一緒に撮影して下さい」と興奮状態。

それを見て新郎が喜んだ喜んだ。

アニオタ仲間と肩を抱き合って「やったなー!最高や!」と。
披露宴お開きになってからも新郎新婦は「前もって頼んだら断られると思って、当日に無理を言ってすみません。ほんまに、よくやって下さいました」と。

この時、思ったんです。
私だけならこんな手を思いつかなかった。

そして、自分ではマイクを持つと司会者スイッチが入ることにも気付いていなかったのです。

これは音響という音のプロだから思いついたことだし、傍らから私の司会を見てくれていたからこそ気付けたこと。
自分のことって客観的に見るのは難しい
人って体の不調には直ぐに病院や整体や鍼灸に行ったりする。

しかし、には無頓着で心理カウンセラーの所へ行くことに躊躇する。
も同様に心療内科やカウンセラーやヒーラーの所に行けばいいのに、敷居が高くなってしまって拗らせてから行くのが一般的。

それは体同様に拗らせてからは回復に時間も掛かるし手遅れになることもある。

それは占い師や鑑定も同様です。
ドクターが心電図を見るように、私達は運気の波形をみる。
それを上手く利用したら良いと思う。

それは他のことにも通じる。

家で飲めば安い珈琲でもカフェで飲む珈琲には店長の会話が付いてる。
バーで飲むお酒は家飲みより高くても、色んな人の話を聴いているバーのママサンの的確なアドバイスが付いてるかもしれない。

それはエステや美容師やネイリストや施術家の皆さんはよくお客様を観察されているものです。

また、自分を自分以上に分かってくれているのは習い事の先生やスポーツのコーチかもしれないし。

心を病んで取り返しの付かないことになる位なら、施術代や鑑定料やお店で支払うモノは決して高く無いかもしれないのです。

どんな職業にも一部偽物やばったもんも存在するのは確かです。
しかし、自然淘汰されていく。

だから、勿体ない勿体ないとケチるのが良いこととは限らない。
節約は大切ですが、必要なところに支払うことも重要です。

その500円の珈琲は500円以上の値打ちかもしれないし、その1万円の施術代は体だけでなくエステにもなっているのかもしれない。

そんなことを感じる恭ちゃんです(*^^)v

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