家の守り木

守り木のあるお家ってありますよね。

昔から日本では縁起のいい守り木を植えると、霊力があるので『幸せを呼ぶ』『金運が上がる』『魔除けになる』『邪気を払う』などと信じられてきた。

梅・桜・桃・椿・ザクロ・金柑・柊。
千両や万両など色々とあります。

この話は昨日、我が家の伸びた木々を伐採した時に思い出したのです。

それは丹波市で菩提樹のあるお家の方から数年前にご相談を受けました。

お家の立て直しに家の入り口にそびえる菩提樹が邪魔になるからと伐採をされたそうです。
百年以上の大木で業者さんに菩提樹を含め数本を伐採。

そののち、世帯主の旦那さんは原因不明の体調不調で入院。
息子さんは引きこもり。
娘さんは婚約者の突然死で未婚の母となった。

それで拝み屋サンニお願いして原因不明の不運さを見てもらわれたらしい。

すると、『守り木を伐採されたから』とのお返事だったそうです。

確かに、木々も生きている。
命あるもの。

我が家のここ数年の庭木でも切る時は「道に出て迷惑なるから切るよ。ごめんね」
「電線に当たるから切るよ」と声を掛けてから切ります。
我が家の木々ならイザ知らず・・・

その丹波市のお家のように何十年、何百年とお家を見守ってくれた木を切るなら理と断りを言ってから伐採する方が良かったと思われる。

何代も続いている植木屋サンや造園業サンなら、そのあたりの知識や対処法もご存知でしょう。

しかし、イマドキの便利屋サン的な商売の方なら「切れと言われれば切ります」とバサッと。

アニミズム・・・
精霊が宿っているような木なら手順を踏んでの伐採や何とか木を残しつつのお家の建て替えを考えられれば良かったなぁ〜と思います。


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