あんばい
渋谷龍太サンを以前から「賢いなぁー」と思っていたんです。
上から目線ですみません。
見た目はミュージシャンなりの派手さはある方なんですが、言葉の引き出しが膨大で感性を表現する言葉選びが秀逸だなぁ〜と。
知性が溢れている。
少し前の『EIGHT-JAM』のラブソング特集で仰った言葉に唸りました。
曲を作る時の歌詞についてのコンセプトに関して
『どこまでをパーソナルにして、どこからを明け渡すか、糊代にして明け渡すのか?!
パーソナルにすると潜り過ぎるので、その“あんばい”を考えています』
深い!
深いよね。
これって全てに通じるよね。
作詞だけでなく。
作家さんなら作るモノに対して。
料理人なら料理に。
設計士さんなら設計に。
人と接する仕事の人においても。
全てのことに対して、自分よがりにならないで、それを受け取る人にどのくらい明け渡すのか。
実に深い。
深すぎて、この話を聞いた時に脳みそがバンクしそうになった!
やっぱり、渋谷龍太サンは凄い。
そして、考えさせられるわ。
例えば料理人サンで言うなら、勿論のこと塩加減などの塩梅。
更にはドレシングやソースをかけて提供するのか?
別の入れ物に入れて出すのか?
テーブルに置いておいてお客様の自由にするのか?
或いは、全くかけさせ無いのか?
接客もフレンドリーに行くのか?
放置しておくのか?
その押し引きのあんばい。
プロとしてやっているなら、そこのところは答えのなかなか出ない真剣勝負のとこ。
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