無意識的推論

私は高校野球好きです。

時間のある時は春・夏甲子園の試合をテレビで観ます。
そして、今年になってビックリしたことがあります。

大社高校サンと早稲田実業サンとの延長戦において、かなりの均衡した試合でガン見してたんです。

延長戦がはじまったら、最初のバッターがバッターボックスに立ったら、1塁と2塁に走者が居る。

あれ?
私、見落とした?
フォアーボール?
いつのまに2人も出ているん?
私、寝てた?

すると後攻になっても、また同様のことが起こる。

私、記憶喪失?
暑いからかなー?
意識飛んだ?

そして、私は頭の誤作動を認めることに抵抗してなのか、推測が私の脳内ではじまった。

「テレビ放映の誤作動?」
「私、疲れているのかな?」
「目の錯覚かな?」

自らのメンタルを保つための無意識的推論が頭の中を駆け巡る。

そして、次の11回になり、やっと新ルールに気付くというわけです。

そして、家庭教師の野球部生徒に確認して、「熱中症予防に試合の短縮化で以前から新ルールになっています」と。

私は高校野球をずっと観ていたのに、今まで気付いていなかったのか。
きっと、観ていても無意識的推論で片付けていたのだろう。

時に人はこういうことが起こる。

自分を正当化するために無意識的推論をして、あたかもそれが真実かのように信じ込んでしまう。
そして、更にはそれを拡散するという迷惑な人も出現する。

これが火のない所に煙的な噂が広がってしまったりするのでしょう。

自分の無知を帳尻合わせな推測で形を付けようとする。
厄介な話です。

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