谷間の世代
これは前々から私が思っていたことですが、先日、ある看護師サンが同意見だったので書きますね。
谷間の世代。
それは昭和40年近辺の世代。
ざっくりと現在55歳〜65歳位の世代。
メンタルクリニックの方も仰っていましたがこの世代の男性で病んでいたり、鬱だったりが多い。
そして、早期退社の男性も多い。
そうなんです。
この世代の学生時代の友達や知人、また友達の旦那サンなど早期退社が多い。
この世代は谷間で生きていくことがしんどかったというのはよく分かる。
バブルの後の世代。
この世代の上の人達はバブルを味わい成功体験も実感して沸いた世代。
だから、今もイキイキと意欲的です。
今も再雇用で働いていたり、趣味を楽しんだりと本当にハツラツ。
それに比べてその下の谷間の世代はバブル後で成功体験も無い。
若い頃は先輩や上司に名刺の渡し方からはじまり営業の仕方を教わっていくために飲み会にも誘われたら断れず、先輩の武勇伝を聞かされてきた。
私もこの世代なので分かるのですがパソコンを学ばなかった世代。
学生時代はポケベル。
卒論は手書きで表紙は糸で縫った時代です(笑)
それが、この世代の下から学生時代にはパソコンを習い卒論もパソコンのデータ提出という世代。
先輩には営業のやり方とは?稟議書の書き方とはと教わって、次の世代に教えようと思っていた。
すると、すっかり世の中はパソコンが当たり前となり、使い方を下の世代に教えてもらったり、こっそりとパソコン教室に夜に通うこととなり立場も何もあったもんじゃない?!と。
先輩から学ぶ必要の無い下の世代は飲み会にも来ないし、先輩から学ぶことはありません!というスタンス。
上の世代からはバブル時代の自慢と圧を受けて、下の世代からはパソコンという印籠をかざされて居場所が無く早期退社をせざるを得なかった!と大学時代の男友達も言っていた。
そう言えば、政治家も70.80歳代はいつまでもイキイキと。
そして、60歳前後を抜いて、次はそれこそ『さいとう元彦』サン世代の40歳代へと。
芸能界でも本当にこの世代は勢いが無く谷間世代です。
覇気が無いというか。
身近を見ても60歳代半ばから70歳代〜80歳位の人はイキイキと楽しく趣味や旅行を楽しんでいらっしゃる。
しかし、私の同世代は介護の話や老後の心配の話ばかり。
介護脱毛や永代供養や墓仕舞いの相談ばかり。
そうなんです。
丁度、この世代の親は長生きで医療が進んだこともあり健康寿命では無く単なる寿命だけが伸びている。
数命判断でもこの世代の方々の苦悩を多く相談されます。
定年が目の前に近付いていて人生を振り返ると不完全燃焼だったのかも。
私もこの谷間そのもの。
父親の入院から介護へと24年間。
それが終わったら次は母親の介護がはじまっています。
私の人生の半分は看病と看護。
この世代のど真ん中を味わった!
だからこそ、この世代の皆さんの支えに数命判断でお役に立ちたいなぁー!と思います。
辛さが分かるから。
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