名前負け

昔から言われる言葉で『名前負け』と言うのが有ります。

あまりに立派な名前を付けると、名前のパワーに負けてしまうというような意味合い。

例えば、『』という漢字。

秋篠宮家の悠仁様のお名前にあるように、日本の皇室では平安時代から「」の心を重要視していました。
そのために皇室の方には「」を名前に用いることが慣例となっています。

そのため、皇族以外が「」という漢字を使うのはいけないという決まりはありませんが遠慮すべきと昔は言われていたそうです。

しかし、私の世代でもいらっしゃるし、最近では悠仁様に肖ろうと命名されているお子さんも見掛けます。

友達のお父様にこの「」という漢字があって、ご本人が仰っていたのが「漢字が重くってしんどかった」と。

」の意味合いからいくと、「人をいつくしむ心や、他人を思いやることのできる仁徳のある人に。また、人生の困難に立ち向かい、それを自分の徳にできる度量の大きな人」とあります。

友達のお父様が重くってしんどかったと仰るのも何となく分かりますよね。

親は命名の際に願いを込められるだろうけれど、あまりにも立派過ぎるとお子さんが重圧を感じることもあるのかもしれませんね。




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